ティモシー・シャラメに会いにトロントまで行った話。

はじめまして、rottaと申します。

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普段は雑誌やwebなどで編集&ライターをしており、俳優さん、タレントさんのインタビューが主なお仕事です。

 

まさかこの年齢で(お察しください)ブログを書くなんて思ってなかったのですが、

去年はとさん(@810ibara)主催 #ぽっぽアドベント カレンダーの素敵な記事を沢山拝読してめちゃくちゃ楽しかったので、今年は参加させてもらいました。

 

https://adventar.org/calendars/5227

https://adventar.org/calendars/5273

https://adventar.org/calendars/5409

 

の③の7日目の記事になります。

 

 

ブログをなんて書くの本当にめちゃくちゃ久々だからちょっと心配…。

まぁ、気楽に読んでやってください。

 

ぽっぽアドベントの今年のテーマは「変わった/変わらなかったこと」です。

今年は本当に世界中が大変な状況になってしまい、嫌なことや悔しかったこと、しんどいことを沢山経験した。きっとみんなそうだと思います。

だからこそ、あの日、わたしは思い切って好きな俳優に会いに行って良かったと心から思えた年でもありました。

 

出会いは数年前、『クーパー家の晩餐会』を観た時に、ちょっと冴えないけど面白いお芝居をする少年だなとうっすら気になった子がいました。そう、ティモシー・シャラメです。

でも、そこでハマったというわけではなく、その後も「『インターステラー』に出てたっけ? 覚えてないな〜」ぐらいの感じだったのですが、

2017年公開『君の名前で僕を呼んで』のマスコミ試写を観終わってすぐに宣伝さんに「ティ…ティモシー・シャラメすっごくいいっすね!!!!!!!」

と、映画の感想よりも先に大興奮で伝えたのを覚えています。

そのとき、来日の可能性もあるかも?(宣伝さんが呼びたい気持ちがあったというレベルの話)と聞いたのですが、結局その機会はやってこなかった…。

 

残念に思いながらも、『君の名前で僕を呼んで』公開後は日本でもティモシー人気が高まって、いつかそのうち来日してくれるはずと、その際には絶対にインタビューしたいという気持ちを募らせていきました。

 

ティモシーのインスタはこちら

https://www.instagram.com/tchalamet/?hl=ja

 

ティモシーのお芝居やお顔が好きなのはもちろんですが、映画のトークイベントかなにかでステージ上で椅子に座ってトークをしてたら椅子ごと後ろに転がって大ウケしたり、ウェーイ!!みたいなノリで明るくはしゃいだり、かと思えば自分でスタイリングした衣装でレッドカーペットをクールに歩いたり、ファンからプレゼントされたものを身につけてくれたり、BLM運動に参加したり、などなど書ききれないぐらい魅力に溢れた人だなと。美しくて才能もあって、だけどどこか普通のお兄ちゃんという気さくさも不思議とあるし、いままで日本の俳優さん以外でこんなに気になる人はいなかったから

「なんかわからんけどティモシーめっちゃ好き!!! 会いたい!!!!!」

ということで、どうすれば会えるか考えることにしました。

仕事柄、色んな俳優さんにお会いします。日本の俳優さんはしょっちゅうで、今年の1月にフランチェスカ・ヘイワードさんとトム・フーパー監督の来日インタビューしたときまではありがたいことに来日した海外の俳優さんにインタビューする機会も多かったです。

だからいつかティモシーにもインタビューはしたい。だけど仕事で会うとなるとキャーキャ言えないし、大好きな気持ちも抑えなきゃいけない。それにサインを貰うなんて絶対にNGで、セルフィーなんて頼んだらお付きの人にしばかれて「うせろ!!」と言われるに違いない。そんな状況でティモシーに会うのはちょっと嫌だな…なんて思ってしまって。それなら来日を待たずに映画祭に会いに行くしかないじゃん!と。

仲良くしているフォロワーさん達が海外の映画祭に行かれていて、あんな人やこんな人、とにかくもの凄い数のハリウッドスターとセルフィー撮ったりサインを貰ったりお話しているのをTLで知っていたわたしは、もしもティモシーに会えるなら海外行っちゃう?と。それで2018年にトロント国際映画祭行きを決めました。

 

そして2018年9月頭、初めてトロントを一人で訪れたわたしは怪しいタクシーに乗り込み(到着して疲れてたのと遅い時間だったから声をかけられるままにタクシーに乗った)、なんとか運転手さんと英語で会話して緊張を緩めながら無事にホテルにチェックイン。

まさか本当にトロントまで来ちゃうなんて自分にビックリした。こんなにドキドキヒヤヒヤしたのは久々だったけどそれも楽しかったなぁ。(とはいえバンクーバー乗り換えとか長蛇の列でめちゃ焦った…)

初日からの流れを全部書きたいところだけど、めちゃくちゃ長文になってしまうので省略します。トロント国際映画祭に行き慣れているフォロワーさん(現地で会えたときはホッとして涙が出そうだった)にティモシー(『ビューティフル・ボーイ』)のレッドカーペットを観るためにどこに並んで待てばいいのかなどを教えて頂き、当日の朝から並びました。(これ、行き慣れているフォロワーさんに現地で会えてなかったら絶対に並ぶところわからなくてティモシーに会えなかったと思う)

さて、待機列に並んだ私はティーンの女の子の集団や年配のおばさまなどから英語で話しかけられなんとか言葉を返し、日本から持っていった『君の名前で僕を呼んで』のパンフレットを出して(「見せて見せて」とみんな興味津々で見てくれた)コミュニケ−ションをとったり、途中で原稿を書かなきゃいけなくて地べたに座ってパソコン広げて原稿を書いたり、なんだかんだで7時間ぐらい待ったんじゃないかな……。ディズニーランドでもこんなに待ったことないわ!!!

 

いよいよスタッフさん達がざわつきはじめ、スティーヴ・カレルやら他のキャストたちが目の前を通り過ぎるたびに心臓がバクバク。でもぜんっぜんこないのよティモシーが!めっちゃもったいぶるやん。

レッドカーペットにはインタビューする場所が真ん中にあって、そこで待機しているMCの女性達が待ってるファンを盛り上げたりして、そのたびに私の周りの女の子達が「イェーイ!!!!」と元気よく返すからほんとに楽しくて楽しくてまるでお祭り気分。なぜか仕切りだす女の子もいて「みんな聞いて!ティモシーが来たら絶対に後ろの人は押しちゃダメ!警備員が厳しくて外につまみ出されるよ!」なんて注意してくれたりして頼もしい。

そしていよいよですよ。ティモシーが乗った車がそぐそこに!あ、そうそう朝から並んだから列の一番前で待つことができたんですよ。

で、車からティモシー降りてきたよ!!!!なんだよめちゃくちゃカッコイイじゃないかよ〜!!!!!(大興奮しててあまり覚えてないけど確かティモシー!!!!って大声で叫んだと思う)

レッドカーペットのスタート地点的なスター達が車で降りる場所の近くにいたもんだから、最初ティモシーは颯爽と私達の前を通り過ぎていこうとしていた…のだけど必死な叫び声に反応して「あとで戻ってくるからね!」みたいな言葉を笑顔で言い放ち、まずはインタビューの場所へ。

しばらくインタビューを受けたあと、本当に戻ってきてくれたよ〜優しすぎ〜!!!

もうここで完全に舞い上がっていた私は柵の外に手を出していたらしく(あとで写真見て気付いた)、警備員から「手を出さないで!」と言われていたっぽい(その時は柵から体を出しちゃいけないというルールを知らなかったのと、注意が自分に向けられているとは知らなかったのです)。

どんどん近づいてくるティモシー。用意していた『君の名前で僕を呼んで』のパンフレットをスッと出し、目の前でサインを書いてくれるティモシーを見て「え!すごっ!!近っ!!思ってた以上に美しいし眩しい!!アワワワ!!!」といった感じでスマホを持っていた手が震えてしまい、隣りの女の子のようにセルフィーをうまく撮れず失敗…。それでも無事にサインをゲットした私は後ろにいた女の子とハイタッチ!その子も無事にゲットしていたのでよかったよかった。

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人生で初めて海外の映画祭でレッドカーペットを観るために長時間並び、生ティモシーと触れ合ったのでありました。あとでフォロワーさんが教えてくれたのですが、海外メディアの記事に美しいティモシーと私が一緒に写っている(サイン貰った直後に撮られた?)がアップされてて驚きました。ありがたや〜!!!その写真はここには載せませんが、知り合いには結構送りつけました(笑)。 

ちなみにトロント国際映画祭めちゃくちゃ楽しかったからまたいつか行きたい。

このときのティモシーの衣装はこの記事から見れます。

movie.walkerplus.com

 

さて、長くなりましたが、まさかね、トロントまで行くほど自分がティモシーが好きで頑張れてしまうとは…"好きになる”って恐ろしいね。だけど幸せだったし楽しかった。

そしてそれをきっかけに“え? ティモシーが釜山に? 行くでしょ!”みたいな感覚になっちゃうんですね〜ほんと怖いですね〜。

去年の釜山国際映画祭で行われた『キング』のプレス用記者会見にもプレス申請して行きまして、最前列で(デジカメで申し訳ない)ティモシーを激写してレポートも書かせて頂きました。

screenonline.jp

 

 釜山、記者会見は仕事だったけど、屋外劇場に登壇したときは普通に観覧客として入って生ティモシーを堪能。更にティモシーファンのお友達もできて楽しかったです。

もっともっと書きたいことは沢山あるけれど、今日書きたかったのはわたしの「変わった/変わらなかったこと」。変わらなかったことは特にないけど、変わったのは好きな俳優に会うために一人で海外に行けるようになったこと。

 

実は今年ロンドンのThe Old Vicでティモシーの主演舞台「4000 Miles」を観に行こうと思って5月の公演チケットを取っていたんです。でもね…行けなかったよね…。

まさかこんな大変なことになるなんて思ってなかったし、会いたい人には会いに行くって凄く大事だなと実感した年でもありました。自分がいつまで健康でいられるかわからないし、好きな俳優だってこの先何があるかわからない。だからこれからも迷わずに好きな人にはどんどん会いに行こうと思います。まだしばらく海外に行くのは無理だけども。

 

めちゃくちゃ長い文章を読んでくださってありがとうございます。

本当はティモシーのお芝居のどんなところが好きなのか、作品ごとに紹介したいぐらいなのですが、1万字超えると思うので今回はやめておきますね。

 

明日は、たけのこスカーフさん、KiEさん、ロカさんが記事を担当されますのでお楽しみに!!!

 

クリスマスは愛犬のティミー(ティモシーから名前貰った)と一緒にゆっくり過ごします。皆様も良いクリスマスを!!!